ビル・ゲイツ
 ビル・ゲイツの名はマイクロソフト社の創業者と世界一の億万長者として知らない人がいないほどだ。
彼と同社創業者となったポール・アレンはアメリカ・シアトルのハイスクールの同窓生だった。学校には当時、中型コンピュータとして有名なPDPー10があって生徒に自由に使わせていたので2人はコンピュータに興味をもつようになり、プログラム作りに熱中する。
彼が大学生になって、アルティア8800に出会ったが、実際に使える代物でなかった。そこで、当時簡単なインタープリタ言語として登場していたBASICを拡張してアルティア用に開発し、MITS社に売り込み、成功した。
これを機に、彼とアレンはマイクロソフト社を設立し、当時次々に作られたパソコン用のBASIC言語を開発・移植し販売した。
日本でもNEC、富士通、東芝、日立、シャープ、カシオ等が作った8ビットパソコンにはすべてマイクロソフト社のBASICがのっており、パソコンのOSの働きも兼ねるBASICマシーンだった。
以降パソコンのソフトウェア開発に特化した企業として、マイクロソフト社はパソコン界を牽引していくことになる。

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